海外に駐在をしたという事と、
心理学の道に進んだという事は、
私の中では、実はとてもリンクしているんです。
大学で心理学を専攻して、
最終的に臨床心理士の資格を取って
今に至るわけなんですが、
実は高校の時に、心理学の授業があったんです。
高校時代、私はバーレーンという国に住んでまして、
このバーレーンという国はアラビア湾に浮かぶ
淡路島並みに小さな島国で、気温は大抵いつも40度以上、
湿度は80%くらい、立憲君主制の王国です。
宗教は、イスラム教。
そこで私はインターナショナルスクールに通っていました。
日本人は、ほぼいません。様々な国の子供達がみんな
通ってきましたが、多かったのはやはりアラブ人。
人種の違いと、宗教の違いを強烈に感じ続ける日々でした。
帰国子女レベルの自己主張が出来る私でも、
アラブ人の桁違いの自己主張には到底かないませんww
アラブ人は、とにかくすごい、、、
そして、アラブの国にとって非常に重要な部分をしめるのが
宗教的慣わし。イスラム教のあらゆる慣習は、無宗教の私
にとって、かなりのインパクトがありました。
思春期の私ですから、当然ここで
アイデンティティクライシスに見舞われますww
「私、いったい何者よ」
と、考え出します。
その答えを、「心理学」が出してくれるのではないかと
思ったんですよね。浅はかな、私。
でも、そこでの心理学との出会いが、今の私に
結びついているともいえます。
そして、今また海外駐在専門心理カウンセラーとして、
海外で頑張ってらっしゃる方の心のサポートを
していきたいという考えにたどり着いたのだともいえます。
人間に対して、宗教に対して、自分に対して、どう理解したら
いいのか、あの時からずっと考え続けているのかもしれません。