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Q&A

心理カウンセリングって何をするの?

心理カウンセリングとは、抱えてらっしゃるお悩みをお伺いさせていただきながら、どんな心理的課題を抱えてお悩みになられているのかを探っていきます。そして、話すことで気持ちの整理をつけていきながら、その悩みを解決していくためにどのようなことができるか、その手段を一緒に考えていきます。

 

心理カウンセリングって、どれくらいの期間受けるものなの?

初回の面談では、お悩みの内容と、幼少期からの生育歴や家族歴などを含めた今までの経緯などを丁寧に伺っていくことがメインになります。そして、どんなアプローチをしてくかも相談していき、次回から本格的に心理療法として進めていくことになります。

期間として制限はありませんが、実際的な効果を感じながら積極的に進めていくアプローチをしていく場合には、ある程度の回数の中で成果を出していきたいと思いますので、6〜12回のコースを3ヶ月の期間で設定させていただいています。課題がいくつかある場合には、その課題解決に応じて、期間も異なってくると思います。

 

「心理カウンセリング」と「心理療法」って、何が違うの?

カウンセリングとは、広くは『相談』という意味になるので、どんなご相談でもカウンセリングと言うことはできます。例えば、美容室やサロンなども初めに髪の毛の相談やお肌の相談などをされることをカウンセリングと言いますね。何かお悩みのことを相談する時には、カウンセリングという言葉が使いやすいのです。

心理カウンセリングはその中でも、心のお悩みに対する相談という事になります。心理カウンセリングでは、お話を伺いながらクライエント(相談者)が抱えていらっしゃるお悩みを整理していき、明確化していくというイメージです。

心理療法も心理的なお悩みの相談ですので「心理カウンセリング」という事もできますし、厳密に定義が区別されているわけではありません。ただ、心理療法はもう少し専門的に、そして治療的な意味合いが強くなります。カウンセラーが受動的にお話を伺うだけでなく、介入的に分析をしていく事や、クライエントに対して宿題を出し、次回カウンセリングまでに取り組んでいただくなど、積極的な行動変容に取り組んでいく心理療法などもあります。その為、ただ話を聞いてもらうという形よりは、クライエントの積極的な参加が必要となります。

 

セラピーが色々あるけど、何を受けたらいいの?

セラピー(サイコセラピー)とは日本語で「心理療法」と言います。心理療法は、様々な理論のもとに開発され、現代では何十種類もの心理療法あります。日本は海外に比べて心理療法の発展が遅れていると言われており、最新の心理療法も実に様々あるのですが、日本ではあまり使われていないものもあるのが現状です。

認知行動療法は様々な理論体系が土台となり、実証的に発展してきたエビデンスの高い心理療法で、日本の医療機関でも保険対象となっている科学的実証の高い心理療法です。

一方、EFTは最新のトラウマ治療として注目されているエネルギーセラピーの一種です。経絡のツボや気の流れなどを取り入れた治療法で、トラウマに劇的に効果が発揮される治療法です。

リラクゼーションも昨今、心身の健康法として非常に注目されており、ヨガやマインドフルネスなどがポピュラーになっていますが、これらも立派なリラクゼーションです。科学的実証の高い認知行動療法でも、マインドフルネスストレス低減法やマインドフルネス認知療法など、様々なリラクゼーションとの組み合わせの心理療法が開発されてきています。リラクゼーションを生活に取り入れることで、体をリラックスさせ、不安を低減させることができたり、鬱が軽減します。

カラーセラピーは、治療的心理療法というよりは、ご自身についての気づきをカラーを通して深めていくプロセスで、自己理解に役立つセラピーと思っていただくといいかと思います。

 

みきオーバーシーズカウセリングで提供させていただくセラピーは、それぞれ個々に詳しく説明をさせていただいていますが、これらすべてを受けていただくわけではなく、単体の心理療法、あるいはいくつかの心理療法を、お好みやご希望に合わせて行っていくことになります。

 

 

精神科と何が違うの?

精神科、心療内科では、お医者さんが診察をし、状態像を把握して診断をつけ、薬を処方します。例えば、眠れないという症状があれば、睡眠導入剤を処方してもらえたり、不安が強い場合に不安を和らげる抗不安剤を処方してもらうなど、つらい症状に合わせてお薬を調整し処方してもらいます。また、状態がより悪化してしまう場合には、あるいは自殺の可能性がある場合には入院などを指示するのもお医者さんになります。その為、医療にかかっていくことはとても重要なことと言えます。

心理カウンセリングや心理療法は、主に臨床心理士が行うことが多く、必要な場合に医療と併用していきます。お薬などで症状を和らげてもらいつつ、心理療法でご本人が抱えていらっしゃるお悩みの根本的な課題に取り組んでいくプロセスとなります。薬を飲んだだけでは、状況が改善するわけではなく、考え方が修正されるわけでもありません。そのため心理カウンセリングや心理療法を通して、ご自身の課題を整理していき、悩みを解消していくためにどうしていったらいいかを、共に考えていき、必要があれば行動を修正していきます。そうすることで、悩みの根源にアプローチし持続的に悩みが解消されていくよう、治療していくというイメージです。