認知行動療法とは

認知行動療法は、現在、様々な心理療法の中で最も注目されている心理療法で、科学的根拠に基づいた治療法(エビデンスベースドプラクティス)と言われています。アメリカの精神医学界の考えでは、科学的根拠(エビデンス)が示された心理療法を優先的な治療の選択候補として推奨されています。

認知とは、一人ひとりが無意識に持っている周りに対するものの見方のことで、そこには認知に影響を受けた一人ひとりにとっての独特な思考のパターンがあります。この思考のパターンが、その後の行動にも影響を与えていきます。

ご自身が自然と取ってしまっているマイナスな行動パターンがあるんだとすると、その背景にはマイナスな認知が働いていて、その行動に影響を与えていると言えるのです。

 

例えば、

行動: どんなに疲れていても、友達に飲みに誘ってもらうと断ることができない‥‥

背景にある思考(認知): お誘いを断ると、きっと嫌われてしまうに違いない‥‥

 

このように、認知というのは思考に影響し、その思考が行動に影響を与えてしまいます。

認知行動療法では、ご自身が無意識にしてしまっている認知の仕方を分析し、その認知と思考を修正していく事で行動をプラスに変容させていくというプロセスです。

実際には、仮説検証的に行動を起こし、その行動の結果によって認知を修正していくステップになります。宿題形式に行動を起こしてもらう形で認知変容に働きかけ、そして継続的な行動変容を行っていきます。